抗菌薬の考え方
【抗菌薬の基本的な考え方】
それは、、かぶき! 歌舞伎??
か:患者背景(宿主の状態)
・既往歴は?? →ステロイド、免疫抑制剤使っている→免疫低下→易感染性宿主
・医療曝露ある?? →抗菌薬を何回も投与していれば耐性をもっている菌がいるかも! ESBL産生菌とか
他には、、
おむつ使ってる?尿道カテーテルは? →排泄経路からの感染ありそう?
老人ホームなどのお風呂利用、加湿器利用は? →レジオネラ肺炎ありそう??
嚥下機能は? →誤嚥性肺炎ありそう??
ぶ:感染部位
・皮膚の傷 →表皮の常在細菌(表皮ブドウ球菌)、膿にいる細菌(黄色ブドウ球菌)
・胆道感染 →結石や胆管狭窄で胆汁うっ滞→炎症→感染→胆汁は十二指腸に流れ込む、腸内細菌が原因?
・肺
き:細菌
・GNR(グラム陰性桿菌) →大腸菌、ESBL産生菌、緑膿菌など
・GPC(グラム陽性球菌) →腸球菌、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌
炎症改善してるかどうかを判断するには?
・脈拍数、血圧→炎症→血管透過性上昇→血管内脱水→心臓から血液送り出そうとする→脈、血圧上昇
・体温→炎症あれば発熱
・検査値→白血球数(好中球数)、CRP
炎症改善傾向あればどうする? →抗菌薬でターゲットの細菌を叩けている証拠→継続でOK、発熱なければ抗菌薬offしていく